2020年6月12日 朝日新聞の滋賀版に当教室代表の安田旺司の言葉が掲載されました。
以下に文章をコピーいたします。
音楽制作会社の「代表取締役歌手」の声楽家として、主にホテルで催される企業などのパーティーに出向く「演奏家派遣業」をしています。しかし、新型コロナウィルスの影響でパーティーは8月までキャンセルになりました。
大津市内で音楽教室も運営しています。声楽やピアノなどを子供や大人に教えていますが、3月から休業。今月再開した者の移動中の感染リスクもあり、生徒は戻ってきません。
創業10年を迎え、事業も順調に進んでいる中、2月に音楽教室を新築したばかり、この事態に直面し、事業収入は95%減りました。
大変厳しいのですが、新たなチャンスを見つけ出す「目」が鍛えられたように思い始めています。音楽に関して言えば、レッスンのオンライン化、ネット配信での音楽会やコンサートといったアイデアです。
時間はかかりましたが、行政からの補助金も出始めました。こうしたものはすべて活用し、そして悩み、考え、夢は実現させるべきではないでしょうか。
20歳から10年余りイタリアで声楽と生き方を勉強しました。30代でびわ湖ホールの声楽アンサンブルの一員として活動し、その後独立。滋賀を中心に日本全国で演奏活動をしています。
新型コロナは、人間が大昔から付き合ってきた「演奏」が、これからも変わらず、また別の意味で変わり続けていくための大切なきっかけを与えてくれたと考えます。そうすれば音楽に携わる人の未来は明るいと思います。
モットーは「楽(らく)に楽しく楽(がく)し楽(らく)す」。三つ目の「楽し」は「音楽をする」。四つ目の「楽す」は「終わりを迎える」の意味で、感染症の心配もなく無事一日を終え、「明日も頑張ろう!」と思える日を目指そうとの思いを込めています。
今は、心も越えも教室もピカピカに磨く期間にしています。終息が見えた時、確実に何かが大きく分かった地球上での、新たな展開が楽しみで仕方ありません。(筒井次郎)